GOSICK(2)を読んで

私がこの本を読もうと思ったのは水が貸してくれたからです。
ですが実際に読んでみるとやはり推理パートが短いので驚きました。
この話は九条一弥がヴィクトリアに謎を持ってくるところから始まって、
その謎を"知識の泉"が語りかけてきたものを言語化したヴィクトリアがふと新聞の三行広告を見てこれは母の汚名を晴らせるチャンスだと思い、三行広告に書いてあった町へ行き、母の汚名を晴らそうと思う話です。
話の中で一番印象に残った場面はヴィクトリカが一人で聖マルグリット学園から出ようとするところです。
そもそも学園から出るなんて絶対厳禁ですし、何よりカバンのサイズが人間より大きいだなんてヴィクトリカは一体どんな事態を想定しているのかと思いました。
数多い登場人物の中でも、私はアンブローズが一番好きです。
グレヴィールが登場した時に髪型に興味津々でうずうずしている姿はまるで新しい物を発見して喜んでいるようでした。
前に、私はアヴリルと同じような体験をしました。
プレゼントを期待している時にプレゼントがとっても残念な結果になってうんざりしたのです。
ですがアヴリルと同じ行動は取れませんでした。
あんな状況でしっかりと自己主張出来るアヴリルはやっぱり強いなぁと思います。
この本を読んで、私は”知識の泉”から語りかけてくる内容をきちんと言語化する素晴らしさを知りました。
これからもこの気持ちを忘れないように生きていきたいです。