新型ノンステップバスは良い

 市バスにはノンステップタイプ(バスの段差を減らして乗りやすくしたタイプ)と昔からある通常タイプの2種類があったのですが、最近になってさらに段差が減ったバスが動いているみたいです。外見は黄緑色を強調してデザイン的にはちょっと明るすぎてアレだと思うのですが、中身はすばらしかったです。
 まず、本当に段差がありません。以前のノンステップバスは段差が1段あったのです(通常タイプは2段、しかも段差が結構きつい)が、今回は本当に低いのです。歩道の段差も考えたらバスに乗り込む時の段差も少なく、お年寄りでも非常に乗りやすいようになっています。シルバー席も縦列タイプからロングチェア型のタイプに変わり、座るための動作が少なくて済むように考慮されているみたいですね。
 他にも重大な変化は数点あるのですが、つり革が大きく改良されています。一般的なつり革は1枚で垂れ下げてあるだけなので、持っていても振りまわされたりしていたのです。しかし、今回の改良点は1枚でつり革をぶら下げるのではなく2枚合わせて三角形を作り支えることによってつり革が左右に振られることが無くなった点にあります。代償としてつり革の数は少し減ったのですが、一つ一つがしっかりと支えられているので非常に良いことだと思います。
 他にもエンジンを切ると驚異的に静かだったりエンジンの起動が驚くほどスムーズだったりボタンの位置か微妙に変わっていたりかなり良い感じです。
 意外と良く考えられていますね。デザインは勘弁して欲しいですけど